命の大切さについて考えました!                                ~2年B組 教育実習生 道徳研究授業~

6月23日(金)
 教育実習生の長津先生による道徳の研究授業が、2年B組で行われました。主題は「生命の尊重」で、「奇跡の一週間」(出典「明日をひらく」東京書籍)を資料に用いて取り組まれました。この資料は、ホスピスでボランティアをしている主人公が、末期ガンの患者北村さんと出会い、自分の書いている童話の挿絵を描いてもらうことを頼み、亡くなるまで絵を描き続けたできごとを記した資料で、人の「死ぬこと」と「生きること」を通して、生命の尊さ理解し、かけがえのない生命を尊重しようとする心情を育てることが目標とする授業でした。本時の学習は、ホスピスとはどんな施設なのか確認した後、資料の範読から始まりました。資料を読み終わった後、主人公が北村さんに出会う前と後では、ホスピスの患者さんに対する考えがどう変わったか問いが出され、「死んでいく人」、「もうすぐ死ぬ人」から「一生懸命生きている人」や「一生懸命生きた人」に変わったという意見が出されました。次に「北村さんが、なぜ絵を描き続けることができたのか」について、ワークシートに自分の考えを書き、意見を出し合いました。さらに、「主人公が挿絵を頼んで後悔した後、真剣になって注文をつけた理由」についてワークシートに書いて話し合いました。北村さんが絵を描き続けるこができたのは、「絵を描くことで、人を元気にしたい。」「絵を描くことが、自分の最後のこと。」「絵を描くことが一番楽しい。」などの意見が出されました。また、主人公は、体力が落ちている北村さんに頼んでしまった後悔から、「一生懸命描いている思いに応えたい。」「これが北村さんの生きがい。」というように、思いが変わっていったことについての意見が出されました。命が有限なものであるからこそ、自他の命を大切にしながら一生懸命生きていくことの大切さを考えることができた授業でした。本日で3週間にわたる教育実習も最終日となりました。長津先生ご苦労様でした。